Sensuousに生きよう。

何も考えてないように見える僕の頭の中は、日本酒が溢れ出るくらいにくだらないことで頭が一杯だ。

再決起

少しはこの人に追いついたかな。少しはこの人と対等に話せるようになったかな。そう思いながらいざその人を目の前にすると、急に昔に戻されたような錯覚に襲われたことはないだろうか。距離が縮まるどころか、その人との距離を余計に遠く感じてしまう。あぁ、やっぱりこの人は自分の手の届かない人なんだと痛いくらいに現実を突きつけられる。悲しい、少し前の自分であればそう思っていた。でも今は違う。その人に認められる一人の大人になりたい。30歳になった時に「素敵な大人になったね。」そう言ってもらえることができれば僕は満足だ。

 

一人の知人との再会を機にこう思った訳だが、そんな素敵な大人になる為には僕は何をしたら良いだろう。今すぐできることとしては身だしなみを整える。とりあえず自分に合った服装をしよう。その為ならお金も惜しまない。そして、健康に生きる。適度な運動とバランスのとれた食事、言うだけなら簡単だが実際に継続するとなると難しそうだ。美味しいお店を知っているというのも大人らしいかもしれない。良いお店があれば覚えるようにしよう。

 

次に、難しいが趣味を持つということだ。正直、趣味は何かと聞かれて「映画と読書」と陳腐な回答をするくらいに、僕にはこれと言って趣味がない。その知人には、自分が好きだったら趣味って言って良いんだよ、と言われたが、やはり僕の中で趣味というのはどこか造詣が伴うものという認識があり、それらを趣味というにはあまりにおこがましい。音楽・ファッション・絵画あらゆる芸術に対して関心の強い知人は、人生豊かそうで一人の人間としても魅力的に見えた。まずは局所的に興味の湧くものを見つけよう。

 

最後に、最も重要な仕事である。会社を辞めて早一年が経つが、この間に僕は少しは成長しただろうか。いや、何も成長していない。新しいスタートラインに立っただけだ。自分で大企業を辞めるという選択をして、この一年は仲間とのスタートアップ環境に身を置いた。自分を見つめ直す期間にはなったのかもしれないが、正直何一つ周りに誇れることを成し遂げていない。どこか人と違うことをして良い気になっていたが、実際は僕は周りから一歩後退しただけなのだ。

 

幸い、今の僕は発展途上で変化の著しい仮想通貨・ブロックチェーン業界に身を置いている。具体的にどのような功績と明言することは難しいが、業界の発展に貢献する新しいサービスを今の仲間と作りたいというモチベーションが改めて湧いてきた。それが業界のみならず社会に対して何か価値を提供できるものであれば、なおさら自分に自信も着くだろう。来年から労働環境は少し変わるが、僕には一抹の不安もない。僕は後ろを振り返ることなくただひたすら前を向いている。

 

さあ、頑張ろう。これからもよろしく。